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立効散(りっこうさん)

対象製品と効能・効果​

立効散には複数の製品があります。この記事では、PMDA掲載の「ツムラ立効散エキス顆粒(医療用)」の添付文書に基づいて説明します。製品ごとに成分量や用法・用量、注意事項が異なるため、他の製品についてはその製品の添付文書を確認してください。

この製品の効能・効果は「抜歯後の疼痛、歯痛」です。添付文書は即効性を保証していません。虫歯、歯ぐきの腫れ、頭痛、顔面痛などをこの製品の効能・効果として示す根拠も、ここで参照した添付文書にはありません。症状から自己判断で薬を選ばず、処方した医師・歯科医師の指示に従ってください。

歯の痛みや歯ぐきの腫れは原因の確認が必要です。薬で痛みが一時的に変化しても、歯科での診察・治療の代わりにはなりません。歯がズキズキする、噛むと痛む、歯ぐきが腫れる・出血するなどの症状は、早めに歯科医療機関へ相談してください。日本歯科医師会も歯の痛みや腫れなどを歯科医院に相談する症状として案内しています。

成分と用法​

ツムラの本製品は、1日量7.5g中に混合生薬の乾燥エキス1.5gを含み、原料生薬としてサイシン2.0g、ショウマ2.0g、ボウフウ2.0g、カンゾウ1.5g、リュウタン1.0gを配合しています。添付文書の用法・用量は、通常、成人1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用するものです。年齢・体重・症状による調整は処方医の判断によります。交付時は口に含んでゆっくり服用するよう記載されています。生薬ごとの鎮痛・消炎作用を断定する説明は、製品の効能・効果から確認できません。

使用上の注意・副作用​

添付文書では、症状・所見の改善が認められない場合は継続投与を避けること、カンゾウを含むため血清カリウム値・血圧値等に留意すること、他の漢方製剤と併用する場合は生薬の重複に注意することが示されています。カンゾウ含有製剤やグリチルリチン酸を含む薬との併用では、偽アルドステロン症や低カリウム血症、その結果としてのミオパチーが起こりやすくなることがあります。服用中の薬を処方医・薬剤師に伝えてください。

妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限り投与するとされています。授乳中は授乳の継続・中止を検討し、小児等については臨床試験が実施されていません。高齢者は減量するなど注意が必要とされています。該当する場合は処方医に相談してください。

重大な副作用として、頻度不明の偽アルドステロン症とミオパチーが記載されています。むくみ、体重増加、血圧上昇、脱力感、手足のけいれん・麻痺などに気づいた場合は服用を中止し、処方医へ連絡してください。

参照情報​

確認日: 2026-09-25