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加味帰脾湯(かみきひとう)

効能・効果​

このページでは、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒(医療用)の電子添文を紹介します。この製品の効能・効果は、虚弱体質で血色の悪い人の「貧血、不眠症、精神不安、神経症」です。これらの記載は、症状だけで自分の病気や処方の適否を判断できるという意味ではありません。貧血や不眠、精神面の不調にはさまざまな原因があり、診断や治療は医療機関に相談してください。

「心脾両虚」「気血両虚」などの漢方理論を、読者個人の症状の原因として断定することはできません。添文では本剤の作用機序は明確でないとされています。生薬の説明から、効果や症状改善を保証するものでもありません。

同じ処方名でも製品により効能・効果、原料生薬、用法・用量、注意事項が異なります。以下はツムラの医療用製品についての説明です。実際に服用する製品の添文・説明書を確認してください。

使用上の注意​

使用時には患者の証(体質・症状)を考慮し、経過を観察するよう添文に記載されています。食欲不振、吐き気、嘔吐がある場合は、症状が悪化するおそれがあります。ほかの漢方製剤などと併用する場合は生薬の重複に注意し、服用中の処方薬・市販薬・漢方薬を医師または薬剤師に伝えてください。症状や所見の改善が認められない場合は、継続投与を避けるよう添文に示されています。

本剤にはカンゾウが含まれています。カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散など)や、グリチルリチン酸およびその塩類を含む製剤との併用では、偽アルドステロン症や低カリウム血症、その結果としてのミオパチーが現れやすくなることがあります。添文は血清カリウム値や血圧値等に十分留意するよう示しています。

妊娠中または妊娠している可能性がある場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って投与します。授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮します。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。高齢者は生理機能の低下を考慮し、減量するなど注意が必要です。いずれも自己判断せず、処方医に相談してください。

副作用と相談の目安​

重大な副作用として、頻度不明の偽アルドステロン症、ミオパチー、腸間膜静脈硬化症が添文に記載されています。低カリウム血症、血圧上昇、むくみ、体重増加などが現れた場合や、脱力感、手足のけいれん・麻痺などの異常がある場合は服用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。

本剤はサンシシを含みます。長期投与(多くは5年以上)により腸間膜静脈硬化症が現れるおそれがあり、長期投与では定期的なCT・大腸内視鏡等の検査が望ましいとされています。腹痛、下痢、便秘、腹部膨満が繰り返す場合や便潜血陽性を指摘された場合は服用を中止し、医療機関へ連絡してください。

その他、発疹・じんましん、食欲不振、胃部不快感、吐き気、腹痛、下痢が報告されています。湿疹・皮膚炎等が悪化することもあります。服用中に異常を感じた場合は、処方医または薬剤師に相談してください。

用法・用量と成分​

ツムラの医療用製品では、成人の通常用量は1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状により調整されます。処方された用法・用量に従ってください。

同製品7.5g中には、オウギ3.0g、サイコ3.0g、サンソウニン3.0g、ソウジュツ3.0g、ニンジン3.0g、ブクリョウ3.0g、リュウガンニク3.0g、オンジ2.0g、サンシシ2.0g、タイソウ2.0g、トウキ2.0g、カンゾウ1.0g、ショウキョウ1.0g、モッコウ1.0gから作られた混合生薬の乾燥エキス5.0gが含まれます。

出典(一次資料):PMDA「ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒(医療用)」電子添文(2023年12月改訂)。製品ごとに効能・効果や注意事項が異なる場合があります。服用中の製品の添文・説明書を確認してください。