桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
効能・効果
このページでは、ツムラ桂枝加朮附湯エキス顆粒(医療用)の電子添文を紹介します。この製品の効能・効果は関節痛、神経痛です。効能に記載された病名だけで原因を自己判断したり、特定の関節疾患に効果があると読み替えたりしないでください。
関節リウマチなど個別の病気について、この製品を治療の代わりに使えるとは添文に記載されていません。記事の内容をもとに、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やステロイド薬を中止・変更しないでください。治療中の病気や痛みがある場合は、処方医に相談してください。
同じ処方名でも、他社製品や一般用医薬品は効能・用法・注意事項が異なることがあります。以下はツムラの医療用製品についての説明です。実際に服用する製品の添文を確認してください。
使用上の注意
本剤にはカンゾウとブシ末が含まれます。患者の証(体質・症状)を考慮して使用し、経過を観察するよう添文に記載されています。ほかの漢方製剤などと併用する場合は生薬の重複に注意し、特にブシを含む製剤との併用には注意が必要です。
また、カンゾウを含むため、血清カリウム値や血圧値等に十分留意する必要があります。カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散など)や、グリチルリチン酸およびその塩類を含む製剤との併用では、偽アルドステロン症や低カリウム血症、その結果としてのミオパチーが現れやすくなることがあります。服用中の処方薬・市販薬・漢方薬を医師または薬剤師に伝えてください。
次に該当する人は、使用前に処方医・薬剤師へ相談してください。
- 体力が充実している
- 暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔である
- 妊娠中または妊娠している可能性がある(添文では、投与しないことが望ましいとされています)
- 授乳中、小児、高齢者
小児はブシ末を含むため慎重な投与が必要で、高齢者は生理機能の低下を考慮して減量するなどの注意が必要です。授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮します。自己判断で服用を開始・増減しないでください。
副作用と相談の目安
重大な副作用として、頻度不明の偽アルドステロン症とミオパチーが添文に記載されています。低カリウム血症、血圧上昇、むくみ、体重増加などが見られた場合や、脱力感、手足のけいれん・麻痺などの異常が現れた場合は服用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。
その他、発疹・発赤・かゆみ、動悸、のぼせ、舌のしびれ、吐き気などが報告されています。これらを含め服用中に異常を感じた場合は、処方医または薬剤師へ相談してください。症状や所見の改善が認められない場合は、漫然と継続しないよう添文に記載されています。
用法・用量と成分
ツムラの医療用製品では、成人の通常用量は1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状により調整されます。処方された用法・用量に従ってください。
同製品7.5g中には、ケイヒ4.0g、シャクヤク4.0g、ソウジュツ4.0g、タイソウ4.0g、カンゾウ2.0g、ショウキョウ1.0g、ブシ末0.5gから作られた混合生薬の乾燥エキス3.75gが含まれます。配合生薬の説明だけから、個人の症状の原因や治療効果を断定することはできません。
出典(一次資料):PMDA「ツムラ桂枝加朮附湯エキス顆粒(医療用)」電子添文(2023年12月改訂)。製品ごとに効能・効果や注意事項が異なる場合があります。服用中の製品の添文・説明書を確認してください。