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防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

対象製品と効能・効果​

防已黄耆湯には複数の製品があります。このページでは、PMDA掲載の**ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒(医療用)**の電子添文を紹介します。効能・効果は、色白で筋肉が軟らかく「水ぶとり」の体質で、疲れやすく、汗が多く、小便不利、下肢の浮腫、膝関節の腫痛がある人の「腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、癰、癤、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順」です。

この製品の添文に記載された対象条件・病名を、症状だけで自己判断できるという意味ではありません。特に腎炎・ネフローゼ、妊娠中の腎疾患、急なむくみや関節の腫れは、診断と治療について医療機関に相談してください。「水分代謝を整える」「水太り体質を改善する」などの説明から個人の病態や効果を断定することはできません。肥満症の治療や体重減少を保証するものでもありません。

以下はツムラの医療用製品に限った説明です。他社製品や市販薬は、成分量、効能・効果、注意事項、用法・用量が異なる場合があります。実際に服用する製品の添文・説明書を確認してください。

禁忌・使用上の注意​

PMDA掲載の同製品電子添文には「禁忌」の項目は設けられていません。一方で、使用時には患者の証(体質・症状)を考慮し、経過を観察するよう記載されています。改善が認められない場合は継続投与を避けてください。

妊娠中または妊娠している可能性がある場合は、治療上の有益性が危険性を上回る場合に限って投与します。授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮します。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。高齢者は生理機能の低下を考慮し、減量するなど注意が必要です。自己判断せず処方医に相談してください。

併用薬・漢方薬​

本剤にはカンゾウが含まれています。添文では、カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散など)およびグリチルリチン酸・その塩類を含む製剤との併用に注意を求めています。併用により、偽アルドステロン症、低カリウム血症、その結果としてのミオパチーが現れやすくなることがあります。血清カリウム値や血圧値等に十分留意する必要があります。

他の漢方製剤などと併用する場合も、生薬の重複に注意してください。服用中の処方薬、市販薬、漢方薬を医師または薬剤師に伝えてください。

副作用と相談の目安​

重大な副作用として、頻度不明の間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸が添文に記載されています。咳、息切れ、発熱などが現れた場合は服用を中止し、直ちに処方医へ連絡してください。むくみや体重増加、血圧上昇、脱力感、手足のけいれん・麻痺などの異常がある場合、または黄疸が疑われる変化がある場合も、服用を続けず速やかに医療機関に相談してください。

その他、発疹・発赤・かゆみが報告されています。服用中に異常を感じた場合は処方医または薬剤師に相談してください。

用法・用量と成分​

ツムラの医療用製品では、成人の通常用量は1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状により調整されます。処方された用法・用量に従ってください。

同製品7.5g中には、オウギ5.0g、ボウイ5.0g、ソウジュツ3.0g、タイソウ3.0g、カンゾウ1.5g、ショウキョウ1.0gから作られた混合生薬の乾燥エキス3.75gが含まれます。

出典(一次資料):PMDA「ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒(医療用)」電子添文(2023年12月改訂)。製品ごとに効能・効果や注意事項が異なる場合があります。服用中の製品の添文・説明書を確認してください。