麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
効能・効果
このページでは、ツムラ麻黄附子細辛湯エキス顆粒(医療用)の電子添文を紹介します。添文に記載された対象は、悪寒、微熱、全身倦怠があり、低血圧で頭痛・めまいがあり、四肢に疼痛・冷感がある人で、効能・効果は「感冒、気管支炎」です。体力や冷えの印象だけで自己判断して選ぶ薬ではありません。
この製品の添文上の効能・効果に、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、神経痛は含まれていません。漢方処方名が同じでも他社製品や一般用医薬品では効能・用法・注意事項が異なることがあります。実際に使う製品の添文を確認してください。
使用前に医師・薬剤師へ伝えること
本剤にはマオウとブシ末が含まれます。次に該当する場合や、治療中・服薬中の場合は、使用前に処方医または薬剤師に相談してください。
- 体力が充実している、暑がりでのぼせや赤ら顔が強い、胃腸が著しく弱い、食欲不振・吐き気・嘔吐がある、発汗しやすい
- 狭心症・心筋梗塞など循環器の病気またはその既往、重症高血圧、排尿障害、甲状腺機能亢進症、高度の腎障害がある
- 妊娠中または妊娠している可能性がある(添文では、投与しないことが望ましいとされています)
- 授乳中、小児、高齢者
添文は、小児には慎重に投与し、高齢者では減量するなど注意するよう示しています。授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮します。自己判断で服用を始めたり、用量を変更したりしないでください。
併用薬・漢方薬
ほかの漢方製剤などと併用する場合は、生薬の重複に注意し、特にブシを含む製剤との併用には注意が必要です。
添文では、マオウ含有製剤(葛根湯、小青竜湯、麻黄湯など)、エフェドリン類含有製剤、MAO阻害剤、甲状腺製剤、カテコールアミン製剤、キサンチン系製剤が併用注意として挙げられています。不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮などが現れやすくなるおそれがあるため、処方薬、市販薬、他の漢方薬を医師・薬剤師に伝えてください。
副作用と相談の目安
添文には、発疹・発赤、口渇、食欲不振、胃部不快感、吐き気・嘔吐、排尿障害、のぼせ、舌のしびれのほか、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮などが記載されています。異常を感じた場合は服用を中止するなどの対応が必要となるため、処方医または薬剤師へ速やかに相談してください。
重大な副作用として、頻度不明の肝機能障害・黄疸があります。皮膚や白目が黄色くなる、強いだるさ、食欲不振など気になる変化が現れた場合は服用を続けず、速やかに医療機関を受診してください。
用法・用量
ツムラの医療用製品では、成人の通常用量は1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状により調整されます。処方された用法・用量に従ってください。添文は、使用時に患者の証(体質・症状)を考慮し、経過を十分に観察して、症状・所見の改善がない場合は継続投与を避けるよう示しています。
製品情報
ツムラ麻黄附子細辛湯エキス顆粒(医療用)7.5g中には、マオウ4.0g、サイシン3.0g、ブシ末1.0gから作られた混合生薬の乾燥エキス1.50gが含まれます。配合生薬の説明だけから、個人の症状の原因や治療効果を断定することはできません。
出典(一次資料):PMDA「ツムラ麻黄附子細辛湯エキス顆粒(医療用)」電子添文(2023年12月改訂)。製品ごとに効能・効果や注意事項が異なる場合があります。服用中の製品の添文・説明書を確認してください。