潤腸湯(じゅんちょうとう)
対象製品と効能・効果
潤腸湯には複数の製品があります。この記事は、PMDAに掲載された「ツムラ潤腸湯エキス顆粒(医療用)」の添付文書に基づく情報です。この製品の効能・効果は「便秘」です。皮膚乾燥や便の形状、年齢などをもとに、この薬が自分に合うと判断することはできません。便秘に関する処方薬の一覧からこの記事にたどり着いた場合も、記載だけで薬を選ばず、医師・薬剤師に相談してください。
「腸を潤す」「体質を改善する」「刺激性下剤より穏やか」などの作用や優位性は、ここで参照した製品の効能・効果として示されていません。生薬の伝統的な説明を、個人の便秘の原因や製品の効果として断定することもできません。
成分と用法・用量
本製品は、1日量7.5g中に混合生薬の乾燥エキス5.0gを含みます。原料生薬は、ジオウ6.0g、トウキ3.0g、オウゴン・キジツ・キョウニン・コウボク・ダイオウ・トウニン・マシニン各2.0g、カンゾウ1.5gです。
添付文書の用法・用量は、通常、成人1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用するものです。年齢・体重・症状による調整を含め、処方された用法に従ってください。大黄の瀉下作用には個人差があるとされ、自己判断で量を増減しないでください。
使用上の注意
本製品には大黄とカンゾウが含まれます。添付文書では、他の漢方製剤などとの生薬の重複、とくに大黄を含む製剤との併用に注意すること、カンゾウを含むため血清カリウム値や血圧値に留意することが示されています。服用中の薬やサプリメントを、処方医・薬剤師に伝えてください。
下痢・軟便がある方、著しく胃腸が弱い方、食欲不振・吐き気・嘔吐がある方、著しく体力が衰えている方は、症状悪化や副作用のおそれがあるため、使用前に医師へ伝えてください。妊娠中または妊娠の可能性がある方には、投与しないことが望ましいとされています。授乳中の方は、授乳の継続・中止について医師と検討してください。小児等を対象とした臨床試験は実施されておらず、高齢者は減量するなど注意が必要とされています。
副作用と相談の目安
添付文書には、重大な副作用として間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸が記載されています。咳、息切れ、発熱、むくみ、体重増加、血圧上昇、脱力感、手足のけいれん・麻痺、皮膚や白目が黄色くなるなど、気になる症状が現れた場合は服用を中止し、速やかに医師へ連絡してください。食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢なども副作用として記載されています。
添付文書は、経過を十分に観察し、症状や所見の改善が認められない場合は継続投与を避けるよう示しています。便秘が続く、悪化する、または腹痛など他の症状を伴う場合は、薬を自己調整せず医療機関に相談してください。
参照情報
- PMDA「ツムラ潤腸湯エキス顆粒(医療用)」添付文書(2023年12月改訂)
確認日: 2026-09-25