葛根湯(かっこんとう)
このページで扱う製品
葛根湯には複数の医療用・一般用製品があり、効能・効果、成分量、用法、注意事項は製品ごとに異なります。このページでは、**ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)**の電子添文(2026年8月改訂)をもとに説明します。市販薬など、ほかの製品へそのまま当てはめることはできません。
効能・効果
この製品の効能・効果は、次の条件における感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましんです。
自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるもの
この表示は、症状だけで自己判断して使用できるという意味ではありません。症状が続く、悪化する、原因がわからない場合は医療機関に相談してください。この記事を根拠に、処方された治療を中断・変更しないでください。
成分
ツムラ医療用製品の成人1日量7.5g中に、下記の生薬から作られた乾燥エキス3.75gを含みます。
| 生薬 | 1日量の原生薬換算量 |
|---|---|
| 葛根(カッコン) | 4.0g |
| 大棗(タイソウ) | 3.0g |
| 麻黄(マオウ) | 3.0g |
| 甘草(カンゾウ) | 2.0g |
| 桂皮(ケイヒ) | 2.0g |
| 芍薬(シャクヤク) | 2.0g |
| 生姜(ショウキョウ) | 2.0g |
使用上の注意
- 本剤は医師が患者の状態を考慮して使用する処方薬です。自己判断で開始・増量せず、処方された場合は指示に従ってください。症状・所見に改善がない場合は継続せず、処方医に相談してください。
- 麻黄を含むほかの漢方薬、エフェドリン類、MAO阻害薬、甲状腺製剤、カテコールアミン製剤、キサンチン系製剤などとの併用では、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、脱力感、精神興奮などが起こりやすくなることがあります。甘草・グリチルリチン酸を含む薬との併用では、偽アルドステロン症やミオパチーが起こりやすくなることがあります。服用中の薬を医師・薬剤師に伝えてください。
- 病後で衰弱している方、胃腸が著しく弱い方、食欲不振・吐き気・嘔吐がある方、汗をかきやすい方、狭心症・心筋梗塞などの循環器疾患、重症高血圧、排尿障害、甲状腺機能亢進症、高度の腎障害がある方は、使用前に医師へ伝えてください。妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方、高齢の方も医師の判断が必要です。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。
- 湿疹・皮膚炎などが悪化することがあります。
重大な副作用として、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸、多形紅斑が記載されています。むくみ、血圧上昇、体重増加、脱力感、手足のけいれん・麻痺、皮膚や白目が黄色くなる、発疹が広がるなど、いつもと違う症状があれば服用を続けず、速やかに医療機関へ相談してください。その他、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、精神興奮、胃部不快感、吐き気、嘔吐、排尿障害などが報告されています。
参考にした公式情報
- ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)電子添文(PMDA、2026年8月改訂)
- PMDA「一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索」(市販薬は購入した製品名で最新の添付文書を確認してください)
情報確認日:2026年9月25日