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二朮湯(にじゅつとう)

対象製品と効能・効果​

二朮湯には複数の製品があります。この記事では、PMDA掲載の「ツムラ二朮湯エキス顆粒(医療用)」の添付文書を参照します。この製品の効能・効果は「五十肩」です。肩や腕の痛み・動かしにくさにはさまざまな原因があるため、症状だけから原因や適した薬を自己判断しないでください。症状が続く場合や悪化する場合は、医療機関に相談してください。

添付文書は、水分代謝を整える、炎症を抑える、肩の運動制限を改善するといった作用機序や効果を記載していません。四十肩、上腕痛などを本製品の効能として追加することもできません。

成分と用法・用量​

本製品は、1日量7.5g中に混合生薬の乾燥エキス5.0gを含みます。原料生薬はハンゲ4.0g、ソウジュツ3.0g、イレイセン・オウゴン・コウブシ・チンピ・ビャクジュツ・ブクリョウ・テンナンショウ・ワキョウカツ各2.5g、カンゾウ・ショウキョウ各1.0gです。生薬それぞれの作用を、個人の症状や本製品の効果として断定することは避けます。

通常、成人1日7.5gを2~3回に分け、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状による調整を含め、処方された用法に従ってください。

使用上の注意と副作用​

本製品にはカンゾウが含まれます。添付文書では血清カリウム値や血圧値等に留意すること、他の漢方製剤などと併用する際は生薬の重複に注意することが示されています。カンゾウ含有製剤やグリチルリチン酸を含む製剤との併用で、偽アルドステロン症や低カリウム血症、その結果としてのミオパチーが起こりやすくなることがあります。服用中の薬を処方医・薬剤師に伝えてください。

妊娠中または妊娠の可能性がある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限り投与するとされています。授乳中の方は授乳の継続・中止を検討します。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。高齢者は減量するなど注意が必要とされています。該当する場合は医師に相談してください。

重大な副作用として間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸が記載されています。咳、息切れ、発熱、むくみ、体重増加、血圧上昇、脱力感、手足のけいれん・麻痺、皮膚や白目が黄色くなるなどの症状が現れた場合は服用を中止し、速やかに医師へ連絡してください。症状や所見の改善が認められない場合は継続投与を避けるよう、添付文書に示されています。

参照情報​

確認日: 2026-09-25