麻黄湯(まおうとう)
このページで扱う製品
麻黄湯には複数の医療用・一般用製品があり、効能・効果や成分量、用法、注意事項は製品ごとに異なります。このページでは、**ツムラ麻黄湯エキス顆粒(医療用)**の電子添文をもとに説明します。市販薬など、ほかの製品へそのまま当てはめることはできません。
効能・効果
この製品の効能・効果は、次の条件における「感冒、インフルエンザ(初期のもの)、関節リウマチ、喘息、乳児の鼻閉塞、哺乳困難」です。
悪寒、発熱、頭痛、腰痛があり、自然に汗が出ないもの
これは医療用製品の表示内容です。症状や病名だけで自分に合う漢方薬を選べるという意味ではありません。発熱や呼吸器症状などの原因評価と治療は医療機関に相談し、処方された薬の変更・中断は処方医に確認してください。
成分
ツムラ医療用製品の成人1日量7.5g中に、下記の生薬から作られた乾燥エキス1.75gを含みます。
| 生薬 | 1日量の原生薬換算量 |
|---|---|
| 杏仁(キョウニン) | 5.0g |
| 麻黄(マオウ) | 5.0g |
| 桂皮(ケイヒ) | 4.0g |
| 甘草(カンゾウ) | 1.5g |
使用上の注意
- 本剤は医師が患者の状態を考慮して使用する処方薬です。自己判断で開始・増量せず、処方された場合は指示に従ってください。症状・所見に改善がない場合は継続せず、処方医に相談してください。
- 甘草を含むため、血清カリウム値や血圧などへの注意が必要です。ほかの漢方薬や甘草・グリチルリチン酸を含む薬との重複にも注意してください。
- 麻黄を含む漢方薬、エフェドリン類、MAO阻害薬、甲状腺製剤、カテコールアミン製剤、キサンチン系製剤などとの併用では、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、脱力感、精神興奮などが起こりやすくなることがあります。服用中の薬やサプリメントを医師・薬剤師に伝えてください。
- 病後で衰弱している方、胃腸が著しく弱い方、食欲不振・吐き気・嘔吐がある方、汗をかきやすい方、狭心症・心筋梗塞などの循環器疾患、重症高血圧、排尿障害、甲状腺機能亢進症、高度の腎障害がある方は、使用前に医師へ伝えてください。妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方、高齢の方も医師の判断が必要です。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。
重大な副作用として、偽アルドステロン症やミオパチーが記載されています。むくみ、血圧上昇、体重増加、脱力感、手足のけいれん・麻痺など、いつもと違う症状があれば服用を続けず、速やかに医療機関へ相談してください。その他、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、精神興奮、発疹、肝機能異常、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、排尿障害などが報告されています。