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越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

越婢加朮湯は、複数の生薬を組み合わせた漢方製剤です。医療用製剤と一般用製品では、成分量、効能・効果、用法・用量、注意事項が異なることがあります。以下は、PMDA掲載の「ツムラ越婢加朮湯エキス顆粒(医療用)」の電子添文をもとにした説明です。処方名だけで自己判断せず、実際に使用する製品の添付文書と医師・薬剤師の指示を確認してください。

効能・効果​

ツムラの医療用製剤の効能・効果は「浮腫と汗が出て小便不利のあるものの次の諸症:腎炎、ネフローゼ、脚気、関節リウマチ、夜尿症、湿疹」です。効能・効果に病名が記載されていても、その病気を自己判断したり、この薬だけで治療できるという意味ではありません。特に腎炎やネフローゼ、関節リウマチなどの診断・治療は医療機関で行い、医師から処方された場合は指示に従ってください。むくみや尿量の変化を自己判断で本剤により治療しようとせず、医療機関へ相談してください。

成分​

ツムラの医療用製剤は、セッコウ、マオウ、ソウジュツ、タイソウ、カンゾウ、ショウキョウを含みます。添文では、1日量相当の混合生薬としてセッコウ8.0g、マオウ6.0g、ソウジュツ4.0g、タイソウ3.0g、カンゾウ2.0g、ショウキョウ1.0gが記載されています。製品によって成分や量が異なるため、この内容を他のメーカーの製品に当てはめないでください。

使用上の注意​

この製剤には麻黄と甘草が含まれます。PMDAの電子添文では、麻黄を含む漢方薬やエフェドリン類、MAO阻害剤、甲状腺製剤、カテコールアミン製剤、キサンチン系製剤などとの併用に注意を求めています。不眠、発汗過多、頻脈、動悸、脱力感などが起こりやすくなる場合があります。甘草・グリチルリチン酸を含む他の薬との併用では、偽アルドステロン症や低カリウム血症、ミオパチーのリスクにも注意が必要です。服用中の薬やサプリメントは、処方医・薬剤師に伝えてください。

狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患、重症高血圧、排尿障害、甲状腺機能亢進症、高度の腎障害がある人、病後で著しく体力が低下している人、胃腸が弱い人、発汗が著しい人などは、使用前に医師へ相談してください。妊娠中または妊娠の可能性がある人、授乳中の人、小児、高齢者についても、電子添文に個別の注意があります。

添文には、偽アルドステロン症、ミオパチーなどの重大な副作用が記載されています。むくみ、体重増加、血圧上昇、脱力感、手足のけいれん・麻痺などの異常が現れた場合は、服用を中止して速やかに医療機関へ相談してください。その他の注意点を含め、必ず個別製品の最新の添付文書を確認してください。

この医療用製剤では、発疹・かゆみ、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、軟便・下痢なども副作用として記載されています。気になる症状が現れた場合は、添付文書に従い医師・薬剤師へ相談してください。

参照情報​

確認日:2026年9月25日