大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
このページで参照する製品
大黄甘草湯を配合する市販薬は、製品によって剤形、成分量、用量や使用上の注意が異なります。ここでは、PMDA掲載の第2類医薬品「大地の漢方便秘薬」(アリナミン製薬)の添付文書を例に説明します。ほかの製品や医療用医薬品に、以下の用量を当てはめないでください。使用時は手元の製品の説明書を確認してください。
効能・効果
同製品の効能・効果は、便秘、および便秘に伴う腹部膨満、ふきでもの(にきび)、腸内異常醗酵、痔、頭重、のぼせ、湿疹、皮膚炎、食欲不振(食欲減退)などの症状の緩和です。添付文書では、体力に関わらず使用できるとされています。
成分
同製品は、大黄甘草湯エキス散を配合した錠剤です。成人の1日最大服用量4錠中、大黄甘草湯エキス散800 mg(ダイオウ1,067 mg、カンゾウ267 mgから抽出)を含みます。添加物は無水ケイ酸、セルロース、カルメロースCa、ステアリン酸Mgです。
用法・用量
1日1回、就寝前に水またはお湯で、かまずに服用します。添付文書の「軽い便秘」は2~3日便通がないとき、「頑固な便秘」は4日以上便通がないときとして、次の量が示されています。初回は最少量を用い、便通を見ながら半錠または1錠ずつ増減します。表示された最大量を超えず、用法・用量を守ってください。
| 年齢 | 2~3日便通がないとき | 4日以上便通がないとき |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 1~3錠 | 2~4錠 |
| 5歳以上15歳未満 | 1/2~1錠半 | 1~2錠 |
| 5歳未満 | 服用しない | 服用しない |
小児に服用させる場合は、保護者の指導監督のもとで使用してください。体の衰弱している人、月経時の人は服用量を控えめにするよう添付文書に記載されています。
服用してはいけない場合・事前相談
本剤の服用中は、他の瀉下薬(下剤)を服用しないでください。授乳中の人は本剤を服用しないか、服用する場合は授乳を避けるよう表示されています。
医師の治療を受けている人、妊婦または妊娠していると思われる人、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、はげしい腹痛や吐き気・嘔吐のある人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
中止して相談する目安
発疹、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛、吐き気・嘔吐が出た場合は、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。下痢が続く、または強くなる場合も服用を中止して相談してください。5~6日間服用しても症状がよくならない場合も中止して相談し、1か月以上続けて服用する場合は事前に専門家へ相談してください。
服用により尿が橙色または赤色を帯びることがあり、添付文書では大黄によるものと説明されています。
参照した一次資料
情報確認日:2026年9月25日