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胃腸虚弱・食欲不振

食欲が出ない、食後に胃がもたれる、みぞおちが痛むといった症状には、さまざまな原因が考えられます。症状だけから「胃腸虚弱」や機能性ディスペプシア(FD)、ストレスが原因と決めることはできません。症状が続く場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。

早急な対応が必要な症状​

突然の激しい腹痛、激しい腹痛が続く、血を吐く、真っ黒い便が出る場合は、厚生労働省が成人の救急車要請の目安として挙げています。該当する場合は厚生労働省の救急受診案内を確認し、緊急性が高いときは119番へ連絡してください。

医療機関に相談する目安​

症状が続く、繰り返す、悪化する、食事が十分に取れない場合は、かかりつけ医や消化器内科に相談してください。日本消化器病学会のFD診療ガイドラインでは、高齢で新たに症状が出た場合、体重減少、繰り返す嘔吐、出血、飲み込みにくさや飲み込む時の痛み、腹部のしこり、発熱、食道がん・胃がんの家族歴などを、他の病気を考慮する警告徴候として挙げています。これらの徴候や症状が改善しない場合は、医療機関で評価を受けてください。

FDは、症状の原因となる器質的・全身性・代謝性疾患がないことなどを踏まえて医師が診断する病気です。胃潰瘍などの消化器疾患、薬の影響、ほかの病気でも似た症状が起こり得ます。受診時は、症状が始まった時期や変化、食事との関係、服用中の薬やサプリメントを伝えてください。処方薬を自己判断で中止しないでください。

漢方薬について​

漢方薬が治療に使われる場合もありますが、漢方医学上の「脾胃気虚」などの分類だけで症状の原因や処方を決めることはできません。日本消化器病学会のFD診療ガイドラインは、六君子湯を有用な治療薬として推奨し、六君子湯以外の漢方薬も有用である可能性があるとしています。これは、食欲不振や胃もたれがある人が自己判断で特定の薬を選べるという意味ではありません。医師または薬剤師に相談してください。

各処方の記事は、製品表示に基づく情報です。効能・用法・注意事項は製品ごとに異なるため、記事だけで自分に合う薬を選ぶことは避けてください。

参考資料​