不眠・不眠症
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、予定より早く目が覚めて眠り直せないなどの状態は、ストレスや生活環境だけでなく、身体やこころの病気、薬の影響、ほかの睡眠障害など、さまざまな要因で起こることがあります。症状だけで原因を決めつけず、続いている期間や日中の状態も確認しましょう。
医療機関へ相談する目安
眠りの問題が続き、日中の疲れ・倦怠感、眠気、集中しにくさ、意欲の低下などで仕事や家事、学業に支障が出ている場合は、かかりつけ医に相談してください。睡眠の問題が続いていることを相談するだけでも、必要な評価や支援につながります。
気分の落ち込み、何をするにもおっくうに感じる、好きだったことへの興味が薄れるといった変化もある場合は、早めに医療機関へ相談してください。強いいびきや睡眠中の呼吸停止、日中の強い眠気などがある場合も、不眠だけと決めつけず、かかりつけ医に伝えましょう。必要に応じて睡眠医療の専門機関などを紹介してもらえます。
受診時には、眠れない状態が始まった時期、週のうち何日ほど起こるか、寝つくまで・目覚めた後の様子、日中の困りごと、服用中の薬やサプリメントを伝えると、相談に役立ちます。睡眠時間だけで自己診断せず、日中の調子や生活への影響も合わせて伝えてください。
原因や治療を自己判断しない
不眠は、からだの病気、こころの不調、薬の影響、睡眠時無呼吸や概日リズムの乱れなど、異なる要因で起こることがあります。眠れないという症状だけから原因や診断を決めることはできません。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、睡眠の不調が生活習慣などの見直しで改善しない場合や睡眠障害が疑われる場合に、医師へ相談するよう案内しています。
漢方薬も、イライラ・不安・疲れなどの症状だけで自分に合う処方を選べるものではありません。医療用医薬品と市販薬では効能・効果や用法・用量、注意事項が製品ごとに異なります。市販の睡眠改善薬や漢方薬を使う前に、持病や服用中の薬がある人、妊娠中・授乳中の人は医師・薬剤師へ相談してください。すでに薬を使っている場合も、自己判断で増減・中止せず、処方した医師や薬剤師に相談しましょう。
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確認日:2026年9月25日