冷え症
手足や体が冷たく感じる状態は、環境や体質などさまざまな要因で起こります。冷えの感じ方だけから原因や病気を判断することはできず、漢方医学の「気虚」「血虚」「瘀血」「水滞」も医学的な診断の代わりにはなりません。
寒がりに加えて、疲れやすさ、体重の変化、便秘、むくみなどがある場合は、甲状腺機能の異常などが関係していることもあります。日本甲状腺学会は、寒がりを甲状腺機能低下症でみられる症状の一つに挙げていますが、診断には血液検査などが必要です。冷えや疲労感、動悸、息切れなどの症状だけで病名を決めつけず、気になる変化が続く場合は医療機関に相談してください。
医療機関への相談
冷えが新たに始まった、長く続く、悪化している、日常生活に影響している場合は、かかりつけ医に相談してください。冷え以外に、強い疲れやすさ、息切れ、動悸、顔色不良などがある場合も、原因を自己判断せず相談しましょう。厚生労働省は、貧血で疲労感や動悸、息切れ、顔色不良などが現れることがある一方、症状がない場合もあると案内しています。
突然の息切れ・呼吸困難、胸の中央が締め付けられるような痛み、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は、厚生労働省の救急案内を確認し、緊急性が高い場合は119番へ連絡してください。
受診時には、いつからどの部位が冷えるか、症状の変化、疲労感・便通・体重・月経などの変化、服用中の薬やサプリメントを伝えると診療の参考になります。
漢方薬について
冷えの相談で漢方薬が使われる場合もありますが、冷える部位や他の症状、体質の自己チェックだけで原因や処方を決めることはできません。必要な検査や治療が遅れないよう、医師または薬剤師に相談し、製品ごとの効能・用法・注意事項を確認してください。
以下は関連する処方の記事です。冷えに対する個別の推奨を示すものではありません。