花粉症・アレルギー性鼻炎
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉を原因とする季節性アレルギー性鼻炎・結膜炎です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがみられます。症状が似た別の病気もあるため、原因や治療については医療機関で相談できます。
治療には、症状を抑える薬物療法、原因となる花粉を避ける対策、アレルゲン免疫療法などがあります。薬の種類や開始時期は症状や治療歴によって異なります。花粉飛散前または症状が軽いうちに対症療法を始める方法も、医師に相談してください。
漢方薬について
漢方医学では「証」などの考え方を用いて処方を選びますが、「水分代謝の乱れが花粉症の原因」「漢方薬でアレルギー体質そのものが改善する」と一律に説明する根拠にはなりません。処方名が同じでも、医療用医薬品と一般用医薬品では効能・効果や用法・注意事項が異なる製品があります。実際の製品の添付文書を確認してください。
小青竜湯
厚生労働省の一般用漢方製剤承認基準では、小青竜湯は体力が中等度またはやや虚弱で、うすい水様の痰や鼻水が出る場合の鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などが効能・効果として示されています。これは承認基準上の記載であり、すべての人や製品で同じ効果が得られるという意味ではありません。
医療用の「ツムラ小青竜湯エキス顆粒」では、効能・効果や禁忌、注意事項が添付文書に定められています。カンゾウを含み、アルドステロン症、ミオパチー、低カリウム血症のある人には禁忌です。血圧や血清カリウム値への注意、他の漢方製剤との生薬の重複にも記載があります。一般用製品を含め、持病がある人、妊娠中・妊娠の可能性がある人、他の薬を使用している人は、服用前に医師または薬剤師へ相談してください。用法・用量は製品ごとの添付文書に従ってください。
花粉症の症状が続く、日常生活に支障がある、使用中の薬について不安がある場合は、自己判断で処方を追加・変更せず、医師または薬剤師に相談してください。
参照した公的情報
- アレルギーポータル「花粉症」(厚生労働省補助事業・日本アレルギー学会等)
- 厚生労働省「一般用漢方製剤承認基準」(小青竜湯の効能・効果)
- PMDA「ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)」電子添文(効能・効果、禁忌、基本的注意)
確認日:2026年9月25日