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不妊症と漢方

妊娠を希望しているのに妊娠しない時、原因を「冷え」や「血流」だけで説明することはできません。女性側と男性側の両方に要因がある場合もあります。漢方薬の自己判断を始める前に、婦人科や生殖医療を扱う医療機関へ相談してください。

不妊の検査​

日本産科婦人科学会の「産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2023」は、不妊の原因を調べる検査として、超音波検査、内分泌検査、卵管の検査、精液検査などを挙げています。検査は月経周期や個々の状態に応じて行われます。

検査内容や治療方針は一律ではありません。妊娠を希望していること、月経の状態、これまでの病気や治療、現在使っている薬や健康食品を医師に伝えてください。相談する時期に迷う場合も、まず医療機関に問い合わせて構いません。

漢方医学の考え方​

漢方では「気・血・水」や「腎」などの考え方を使って、体調を捉えることがあります。これらは漢方医学の枠組みであり、現代医学で不妊の原因を診断する検査項目ではありません。「腎虚」「瘀血」などに当てはまると感じても、それだけで妊娠しにくさの原因や治療法は決まりません。

漢方薬を使いたい場合は、不妊の検査や治療と並行するかどうかも含め、主治医や薬剤師に相談してください。処方薬、市販薬、健康食品を含め、使用中のものをすべて伝えましょう。漢方薬が妊娠率を高める、または不妊治療の代わりになるとは限りません。

参考情報​

情報確認日:2026年9月25日