蒼朮(ソウジュツ)
生薬ラテン名
ATRACTYLODIS LANCEAE RHIZOMA
基原
キク科のホソバオケラ、シナオケラ、またはそれらの種間雑種の根茎
主要成分
- アトラクチロジン
- β-オイデスモール
- ヒネソール
薬能
体内の余分な水分を取り除き、水分代謝を調節する作用(燥湿健脾・利水)に優れています。また、胃腸の働きを整える健胃作用も持ちます。
食欲不振、胃もたれ、消化不良、下痢、むくみ、関節の痛みや重だるさなど、体内の水分バランスの乱れ(湿邪)が原因で起こる様々な症状に用いられます。
主な配合漢方薬
使用上の注意と受診目安
蒼朮は体を乾燥させる方向に働く生薬のため、のぼせやほてりが強く、口や目が乾きやすい方、体液が不足しているタイプの方には適さない場合があります。口渇、便秘、皮膚の乾燥が強まった場合は服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。
むくみや関節痛、下痢が長く続く場合は、背景に心臓・腎臓・甲状腺・消化器の疾患が隠れていることもあるため医療機関を受診してください。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、他の薬を服用中の方は、使用前に必ず専門家へ相談が必要です。自己判断での長期連用は避けてください。
参照情報
- 医療用漢方製剤の添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]「医療用医薬品添付文書検索」)
- 漢方製剤の製品情報(ツムラ、クラシエなどの製薬企業が公開する医療用漢方製剤の情報)
(確認日: 2026-09-04)