人参(ニンジン)
生薬ラテン名
GINSENG RADIX
基原
ウコギ科のオタネニンジンの根(細根を除く)
主要成分
- ジンセノサイド(サポニンの一種)
- パナキシノール(ポリアセチレン化合物)
薬能
古くから「万能薬」として知られ、気を補う代表的な生薬(補気薬)です。生命エネルギーの根源である「元気」を補い、体の機能を高める作用があります。
具体的には、胃腸の働きを助けて消化吸収を促進し、食欲不振や胃もたれを改善します。また、全身の疲労倦怠感を回復させ、体力をつけ、気力や免疫力を高める効果も期待できます。
主な配合漢方薬
使用上の注意と受診目安
人参は体を補う力が強い生薬のため、体力の充実している方、のぼせやほてりが強い方、炎症や発熱がある時期の方には適さない場合があります。のぼせ、動悸、不眠、血圧上昇などを感じた場合は服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。
人参を含む漢方薬を服用しても疲労や食欲不振が長く続く場合は、背景に別の疾患が隠れていることもあるため医療機関を受診してください。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、他の薬(特に血糖降下薬や抗凝固薬など)を服用中の方は、使用前に必ず専門家へ相談が必要です。自己判断での長期連用は避けてください。
参照情報
- 医療用漢方製剤の添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]「医療用医薬品添付文書検索」)
- 漢方製剤の製品情報(ツムラ、クラシエなどの製薬企業が公開する医療用漢方製剤の情報)
(確認日: 2026-09-04)