茯苓(ブクリョウ)
生薬ラテン名
PORIA
基原
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたもの
主要成分
- トリテルペノイド(パキマ酸など)
- 多糖類(β-グルカン)
薬能
体内の水分代謝を調節し、余分な水分を取り除く「利水」作用があります。また、胃腸の働きを整える「健脾」作用、精神を安定させる「安神」作用も持ち合わせています。
そのため、むくみや食欲不振、消化不良、動悸、不眠、精神不安など、幅広い症状の改善に用いられます。
主な配合漢方薬
使用上の注意と受診目安
茯苓は作用の穏やかな生薬ですが、漢方薬は体質(証)に合って初めて効果を発揮します。むくみや不眠、動悸が長く続く場合は、背景に心臓・腎臓・甲状腺などの疾患が隠れていることもあるため医療機関を受診してください。動悸に胸の痛みや失神を伴う場合は救急受診を検討してください。むくみで体重が急に増えた場合も早めの受診が必要です。必ず専門家へ相談してください。
服用中に発疹・かゆみ、胃の不快感、下痢などの異変を感じた場合は服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。持病のある方、妊娠中・授乳中の方、他の薬を服用中の方は、使用前に必ず専門家へ相談が必要です。自己判断での長期連用は避けてください。
参照情報
- 医療用漢方製剤の添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]「医療用医薬品添付文書検索」)
- 漢方製剤の製品情報(ツムラ、クラシエなどの製薬企業が公開する医療用漢方製剤の情報)
(確認日: 2026-09-04)