桂皮(ケイヒ)
生薬ラテン名
CINNAMOMI CORTEX
基原
クスノキ科の Cinnamomum cassia の樹皮
主要成分
- シンナムアルデヒド
- ケイ皮酸
薬能
体を温める作用が強く、特に上半身の冷えやのぼせ(気の上衝)を改善します。発汗を促して熱を下げ(解熱)、痛みを鎮める(鎮痛)作用もあります。
また、健胃作用や血行促進作用も持ち合わせており、食欲不振や消化不良、冷え性、肩こり、関節痛などに幅広く用いられます。
主な配合漢方薬
使用上の注意と受診目安
桂皮は体を温める作用が強いため、のぼせやほてりが強い方、顔が赤くなりやすい方、炎症や発熱がある時期の方には適さない場合があります。のぼせ、動悸、発汗過多、胃の不快感などを感じた場合は服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。
桂皮にはクマリンが含まれることが知られており、肝機能に不安のある方や、抗凝固薬など他の薬を服用中の方は、使用前に必ず専門家へ相談が必要です。定期的に肝機能検査を受けている方は、検査結果の変化も医師に伝えてください。発熱やだるさが続く場合も早めに相談してください。冷えや肩こり、関節痛が長く続く場合は背景に別の疾患が隠れていることもあるため、医療機関を受診してください。
参照情報
- 医療用漢方製剤の添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]「医療用医薬品添付文書検索」)
- 漢方製剤の製品情報(ツムラ、クラシエなどの製薬企業が公開する医療用漢方製剤の情報)
(確認日: 2026-09-04)