当帰(トウキ)
生薬ラテン名
ANGELICAE RADIX
基原
セリ科のトウキまたはホッカイトウキの根を、湯通ししたもの
主要成分
- リグスチリド
- クマリン
薬能
血を補い、その巡りを良くする作用(補血活血)があり、「婦人科の聖薬」とも呼ばれる重要な生薬です。
冷え症や貧血、月経不順、月経痛、更年期障害など、女性特有の症状に広く用いられます。また、鎮痛作用や鎮静作用もあり、腹痛や腰痛などの痛みを和らげます。
主な配合漢方薬
使用上の注意と受診目安
当帰は血のめぐりを良くする作用があるため、出血傾向のある方、月経量が多い方、妊娠中または妊娠の可能性がある方は使用前に必ず医師・薬剤師に相談してください。月経不順や不正出血の背景に子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患が隠れていることがあるため、症状が強い場合や長引く場合は婦人科を受診してください。月経量が急に増えた場合や、閉経後の出血がある場合は速やかな受診が必要です。
服用中に発疹・かゆみ、胃の不快感、下痢などの異変を感じた場合は服用を中止し、専門家へ相談が必要です。持病のある方、授乳中の方、他の薬(特に抗凝固薬など)を服用中の方は、使用前に必ず専門家へ相談してください。
参照情報
- 医療用漢方製剤の添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]「医療用医薬品添付文書検索」)
- 漢方製剤の製品情報(ツムラ、クラシエなどの製薬企業が公開する医療用漢方製剤の情報)
(確認日: 2026-09-04)